不妊治療をすると数百万かかると耳にしたことがありませんか。
そんなに高い金額なんて払えない、と諦めるのはまだ早い!
不妊治療の費用について正しく理解すれば、あなたの家計で受けられる治療もあるかも知れませんよ。
保険や助成金を利用するという手もありますので、この記事でご紹介していきます。
不妊治療の費用は高い?
不妊治療の費用は高いイメージですが、治療の段階によってそこまでお金をかけずに受けられるものもあります。
不妊治療では2つの種類があります。
- 「一般的不妊治療」
・タイミング法 1回数千円程度(健康保険適用)
・人工授精 1回2~3万円程度(健康保険適用外)
- 「高度生殖医療」
・体外受精 40~80万円程度(健康保険適用外)
一般的に、タイミング法からスタートして半年から1年で妊娠に至らない場合は人工授精へ移行します。
人工授精が5~6回で妊娠に至らない場合、体外受精へ進むのが一般的です。
体外受精は、高額にもかかわらず妊娠率が5~8%と非常に低い確率です。
不妊治療は奥へ進めば進むほど、金銭的にも肉体的・精神的にも負担が大きくなっていきます。
また、治療の結果や経過によって追加の注射を行うなど、追加費用が発生するケースも多々あります。
医療機関は、こちらの懐具合を察して「そろそろ打ち切りましょう」などとは言ってきません。
不妊治療を始める前に、どの段階まで治療するか、お金はいくらまで支払うかをしっかりと考えて計画をたてておくのがおすすめです。
また、助成金で補助が受けられることもあるので、自分にあてはまるかどうかを確認し、試算してみましょう。
【スポンサードリンク】
不妊治療費用は保険がきくの?
前述したように、不妊治療で健康保険が使えるのは最初のステージであるタイミング法の治療のみとなっています。
もうひとつ注意しておきたいのが、任意加入の医療保険についてです。
不妊治療中は「治療中」とみなされるため、医療保険の新規加入や見直しを断られてしまいます。
他の病気だって心配ですし、帝王切開になることもあるかも知れません。帝王切開では入院給付金がおりますが、治療開始してからでは契約できません。
そういった不妊治療中の女性の不安の声から生まれた保険が「子宝エール」です。
不妊治療を行っている女性が加入条件になっており、保険料もリーズナブルです。
治療後も普通の医療保険として継続加入することが出来ます。
こういった保険は種類があまりありませんので、治療開始してから困らないために、治療を始める前にいま加入している保険の見直しと、婦人科系の病気の特約があれば加入しておくと安心でしょう。
特約がない場合は、「子宝エール」のような保険の加入を検討するとよいでしょう。
不妊治療の費用 助成金とは?
不妊治療の金銭的負担を軽減するために、国や自治体が助成金を設けています。
国の助成金は、お住まいの都道府県に対して手続きを行います。
それとは別に、各自治体で独自の助成金を設けていることもあります。
年度によって内容が刷新されたりしますので、必ず最新の情報を確認するようにしてください。
治療ステージや所得制限など、申請にあたっては細かい条件をすべてクリアする必要があります。
当てはまらない場合は残念ですが、当てはまるのに知らずに申請しないでいると、本来もらえるはずのお金がもらえなくなってしまいます。
まとめ
少しでも金銭的負担を軽くするために、しっかりと内容を確認して把握しておきましょう。