節分には豆まきをやるという家庭も多いですよね。
掛け声とともに鬼に向かって豆を投げるという行為が楽しくて、毎年節分の豆まきを楽しみにしているお子さんも多いと思います。
せっかくやるからには、豆まきを楽しみつつ、その由来ややり方なども教えながら子どもたちと節分を楽しんではいかがでしょうか。
節分の豆まきを楽しみながら、節分という古い行事について学ぶ機会にしましょう。
節分の豆まきの由来って?
お子さんに教える前に、まずお父さんお母さんが正しい知識を持っていないといけませんよね。
では、節分の豆まきの由来ってご存知ですか?
わからないという方は、お子さんからの「どうして節分に豆をまくの?」という質問にきちんと答えるべく、ここで確認しておきましょう。
節分とは、季節の分かれ目のことを指します。
季節の分かれ目には、立春・立夏・立秋・立冬がありますが、節分は季節の分かれ目の前日のことを言います。
昔は季節の分かれ目の前日をそれぞれ節分としていましたが、現在では昔で言う1年の始まりの日である立春の前日のみが節分とされています。
また節分に豆をまく理由は、新しい年を迎えるにあたり、悪いものを追い出すためだと言われています。
この悪いものこそが「鬼」なのです。
季節の変わり目には鬼が出るとされており、悪い鬼を追い出すために豆をまくのです。
節分の豆まきのやり方は?
節分の豆まきは、お父さんが鬼役になって、子どもが鬼に向かって豆を投げるという家庭も多いでしょう。
豆まきを楽しむという意味ではそれがベストですよね。
正しいルールを知ることはお子さんにとって大切なことなので、豆まきについても正しいやり方を知っておきましょう。
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- 福豆(炒った豆)
- 鬼のお面
<手順>
1. 福豆を升に入れて神棚にお供えしておきます。
2. 夕暮れ時に窓を開けて、家の奥から家の外に向かって豆をまいていきます。
豆をまくのはその家の主人もしくは年男・年女・厄年の人が良いとされています。
3. 鬼を追い払ったら、すぐに窓を閉めましょう。
4. 豆まきが終わったら、すぐに自分の年齢プラス1つ、豆を食べます。
いかがですか?
豆まきをするタイミングや豆をまく人など案外知らなかったという人も多いのではないでしょうか。
現在では正式なやり方にこだわらず、その家庭に合ったやり方で豆まきをすればよいとされているので、正しいやり方を知っておく程度で問題ないでしょう。
節分の豆まきの片付けはどうする?
豆まきを一通り楽しんだら、待っているのはまいた豆の片付けです。
家の外にまいた豆も、翌朝には片づける方がよいでしょう。
小さな粒々がたくさん道路に落ちていると、自転車やお年寄りなどが滑って転ぶなど、まさかの出来事がないとも限りません。
また、物の隙間に入った福豆など全部拾い切るのはなかなか難しいですよね。
拾い損ねた豆から芽が出るのは縁起が悪いと言われているので、頑張って全部拾いたいところです。
そんなときにおすすめなのが、殻付きの落花生や小袋に入った豆を福豆として代用する方法です。
これなら後片付けも楽なので、おすすめします。
まとめ
古くから伝わる行事や謂れを正しく継承していくには、大人がきちんと次の世代に教えていかなくてはいけません。
堅苦しく考えずに家族で楽しみながら、上手に教えればお子さんも飽きずに取り組みます。
今年の節分には、お子さんに正しい知識を教えつつ、家族みんなで楽しく豆まきをしてくださいね。