家で漬けた梅干しをあけてみたら、上の方にカビが生えていた!
なんてショッキングなこと、あるんですよね。
せっかく漬けた大事な梅干しですから、捨てるのはしのびない。
でもこれって食べられるの??
この記事では、梅干しにカビが生えた時の対処方法と見分け方についてお伝えします。
梅干しがカビたときの対処方法は?
残念ながら、カビが発生している梅は食べないほうがいいです。
カビのついている梅干しは取り出して処分しましょう。
子どものころ、お餅に生えたカビを削り取って、きれいにしたお餅を食べた記憶はありませんか?
カビを取り除いて梅酢が澄んでいるようなら、梅を取り出して35度以上の焼酎で洗い、新しい容器に移すといいです。
同じ容器をつかう場合は煮沸消毒をしてから使いましょう。
梅酢は、ガーゼやコーヒーフィルターでこしてから容器に入れてください。
もし梅酢が濁ってしまっているならもう使えないので、梅酢は処分しましょう。
梅は熱湯で洗ってから、半日程度天日干しをしてください。
その後、新しい容器に梅を入れて市販の梅酢で漬けましょう。
しかしこの方法も、絶対に問題がないとは言い切れません。
心配な場合は、思い切ってすべて処分したほうがいいでしょう。
梅干しのカビと塩の見分け方は?
梅干しに見慣れない白いものがついていると、これはカビなのか?それとも塩なのか?
見分けがつかないかもしれません。
そんなときは次のようにして見分けてください。
白い物体にお湯をかけてみて溶けたら塩の結晶、溶けなかったらカビか耐塩性の酵母だと思われます。
塩分が18〜20%で漬けた梅干しは塩分が高めなので、塩をふきやすい傾向があるようです。
梅酢にしっかりと漬かっていない場合も、塩が結晶化したりカビが生えやすいです。
梅がどんな状態で漬かっているかも、よく観察してみてくださいね。
梅干しがカビないための対策は?
梅干しがカビてしまうと、ガッカリしてしまいますよね。
今後のために、カビさせないための対策方法を確認しておきましょう。
まず、一番大事なポイントは塩分を18%にすることです。
塩分が足りないとカビがおきやすくなり、扱いが大変になります。
18〜20%くらいを心がけてください。
もう一つ大事なことは、容器をしっかりと消毒することです。
容器だけでなくフタや重しも熱湯消毒をして、さらにホワイトリカーでアルコール滅菌するといいですよ。
他には、傷のない梅を選ぶことも大事です。
傷の部分からカビが発生しやすくなります。
漬けるときには、梅の水分をしっかりと拭き取ってください。
焼酎は35度以上の物を使って消毒をしてください。
また、重しが足りないと梅酢があがらないので、漬かっていない部分にカビが生えやすくなってしまいます。
梅の重さの1.5倍くらいの重しを用意しましょう。
このように、梅干しのカビ対策は梅の選び方や準備で決まります。
この段階で原因を作らないことがポイントになります。
面倒がって手を抜くと後から苦労することになるので、準備段階から気を抜かずにいきましょう!
まとめ
冷蔵庫に保管していた梅干しに白いカビを見つけてしまったときは、本当にガッカリしますよね。
カビを見つけた時は、すぐに対処するようにしましょう。