カンタンそうに思える肉野菜炒めなのに、なぜかいつも水っぽくなってしまう。
もっと野菜はシャキシャキ、お肉はふっくらの野菜炒めが作りたいのに!!
どうしたらいいの?
今回は、家庭で作る美味しい肉野菜炒めのポイントをお伝えします。
肉野菜炒めが水っぽいのはどうして?
実は、肉野菜炒めを美味しく作るには意外なコツがありました。
それは火力です。
中華屋さんのように強火で炒めるんでしょ、と思ったあなた、残念!
逆なんです。
弱火でじっくり炒めるんですよ。
えええ~~!?と思いますよね。その気持ちわかります。
中華屋さんでは油通ししているために強火で炒めますが、家庭では油通しはせずに炒めていますよね。
強火でいきなり炒めてしまうとお肉は硬くなり、野菜は水分が流れ出してしまいます。だから水っぽくなってしまうんです。
水っぽくならないようにするためには、弱火で炒めるのがポイント。
お肉は弱火で炒めたほうが、うまみや肉汁が逃げ出さずに柔らかく仕上がります。
強火でガンガンやってしまうと、アクや臭みだけが残ってしまうんですよ。
野菜も同様に弱火で炒めます。強火で炒めると、野菜の細胞壁にあるペクチンが分解されて水分が流出してしまいます。すると水っぽい野菜炒めになってしまうんです。
弱火でじっくり炒めると水分が出ずにシャキシャキに仕上がります。
肉野菜炒めは弱火で!これが鉄則です!
肉野菜炒めの肉が硬い?!
お肉が硬くなってしまうという方、もうひと手間することでふっくら柔らかいお肉に仕上げるコツがあるので、ご紹介しますね。
それは下処理です。
お肉を炒める前に下味をつけて片栗粉をまぶしておくと、肉の繊維が縮まないのでふっくらとジューシーに焼きあがります。
下味は塩ひとつまみとお酒、コショウをまぶしておきましょう。
肉野菜炒めは味付けのタイミングも重要
だんだんと、美味しい肉野菜炒めが作れそうな気がしてきましたね。
最後にもう一つ、ポイントをお伝えしますね。
味付けのタイミングについてです!
肉野菜炒めはお肉と野菜を別々に炒めますよね。まず最初に肉を炒めて、8割火が通ったあたりでいったんお皿に取ります。
つぎに野菜を炒めますが、このときに塩コショウを入れてはダメなんです。
ここで塩を入れてしまうと、浸透圧の関係で野菜から水分が出て水っぽくなってしまうのです。
ではいつ味付けをするかというと、肉を戻すときがタイミングです。
あらかじめ調味料を合わせておき、野菜に肉を戻すときに調味料も入れて味を調えましょう。
まとめ
肉野菜炒めを水っぽくならないように、シャキシャキに仕上げるコツをご紹介しました。
家庭料理であっても、できるだけ美味しい料理を作りたいですものね。
ご紹介したポイントをおさえて、チャレンジしてみてくださいね。
きっと、今までとは違った肉野菜炒めが作れるはずです!