白だしとめんつゆって、何が違うのかわかりにくいですよね。
特に白だしは、何に使うのかよくわからないって人もいると思います。
そこでこの記事では、白だしとめんつゆの違いと使い分けの仕方をお伝えしますね。
白だしがないときの代用方法もご紹介しますので、お役立てください。
白だしとめんつゆの違いは何?
白出しと麺つゆの違いは、一言でいうと使われている醤油の違いです。
どういうことか説明しますね。
めんつゆと聞いて想像するのは、濃い茶色のお醤油の色をしたつゆだと思います。
この濃い色は濃口醤油の色で、めんつゆはだし汁に濃口醤油やみりんなどで味を付けた調味料のことです。
いっぽう、白だしは文字通り色が薄くて少しだけ茶色っぽい色がついていますよね。
これは薄口醤油の色なんです。
白だしは、だし汁に薄口しょうゆやみりんなどを加えて作られた調味料なんですね。
白だしとめんつゆの成分を比較してみると、よく似ているのですが白だしの方が塩分が多いです。
この違いは、濃口醤油と薄口醤油の塩分の違いだと考えられます。
薄口醤油の方が塩分濃度が高いので、白だしの方が色は薄いけれども塩の味が濃いのです。
簡単に言うと、色が薄くてあっさりしているけど塩味が濃いのが白だしですね。
めんつゆは色が濃くて甘みがあり、だしの香りが強いです。
お料理は見た目も美味しさに関係してきますので、味はもちろん色の違いも大きなポイントなんですよ。
では、白だしはどんな時に使うのでしょうか。
めんつゆとどうやって使い分けたらいいのかも含めて、みていきましょう。
白だしって何に使うの?使いわけは?
白だしとめんつゆの使い分けを覚えたら、ますます料理上手になれますよ。
まず、白だしは醤油の色を濃くつけたくない料理の時に使うと考えてください。
例えば煮物だとか、卵料理ですね。
たまごの黄色を活かしたキレイな仕上がりにしたいときは、白だしがおすすめですよ。
茶碗蒸しもそうです。茶碗蒸しが茶色っぽかったら、美味しくなさそうですよね。
このように、素材の色を活かす日本料理や京料理などで白だしがよく使われていて、プロの料理人も使う調味料です。
炊き込みご飯も薄い色に仕上がり、素材の色が引き立ちますよ。
一方、めんつゆは濃口醤油の香りやだしの香りが際立っていますので、めんつゆや天ぷらのつゆ、煮物などの味付けに使うことが多いです。
お醤油の色がしっかりつくので、煮卵や漬物にも使いますよ。
成分がよく似た白だしとめんつゆですが、特徴によってこうして使い分けることで、見た目も味もより美味しい料理が作れます。
白だしをめんつゆで代用できるのか?
レシピに白だしと書いてあるけど、冷蔵庫にない!きらしてしまった!なんていうこともありますよね。
白だしとめんつゆは成分がよく似ているので、少しアレンジすればお互いに代用することが出来るんですよ。
- 白だしをめんつゆで代用するには
めんつゆ+塩+粉末だし+みりん
- めんつゆを白だしで代用するには
白だし+水+みりん+醤油
それぞれを合わせて、お鍋でひと煮立ちさせればできあがりです。
まとめ
白だしとめんつゆの違いについてお伝えしました。
白だしは醤油色をつけたくない料理に使っている人が多いですが、かつおだしなどの美味しいダシに塩気があるので、簡単に旨味と塩味がつくということで普段から使っている人も多いです。
いろいろなメーカーから白だしが出ていますので、ぜひ1本調達して試してみてくださいね。