日本は4つの季節を楽しめる国です。
春の桜、秋の紅葉を愛でて季節を感じることもできますし、食べ物でも四季を楽しむ事ができます。
クリスマスのケーキやチキン、バレンタインデーのチョコレートなど、なんでそれなの?と思われるものも多いのですが。
その中でも最近の急成長は、節分の恵方巻きです。
恵方巻きって昔からあったかしら?
そう疑問に思っていませんか。
なぜ節分に恵方巻が食べられるようになったのでしょうか?
その由来や食べ方に込められた意味をご紹介していきますね。
恵方巻の食べ方どんな由来があるの?
もともとは江戸時代の末期、大阪の船場で商売繁盛を祈願して太巻き寿司を食べ始めたことがきっかけだそうです。
巻き寿司には「福を巻き込む」という意味があります。
「鬼の金棒」に見立てて食べることで、厄を払うという意味もあるようです。
切らずに1本まるかじりするのは「縁を切らない」という意味が込められているのだとか。
大阪だけの風習を大手コンビニチェーンが全国に広めたと言われています。
「昔はなかったよね?」と思う方も当然多いでしょう。
ここ10年くらいの間に全国に広がりましたが、すごい勢いですね。
節分の日のスーパーは、恵方巻きを買い求める人でいっぱいです。
「なにごと?」と思ってしまいましたよ。
関西では昔から続いている風習だと知ると、ちょっぴり見方が変わるのではないでしょうか。
私の友人で、ご主人の転勤で大阪に住んでいたことがある人がいますが、やはり節分に太巻き寿司を食べていたそうです。
大阪に住んで初めて経験したので、そのときまでは全然知らなかったと言っていました。
次に恵方巻きを食べる時に向く方角やルールについて紹介します。
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恵方巻きの食べ方と方角は?
恵方巻きの「恵方」とはその年に福をもたらす「歳徳神(としとくじん)」という神様がいる方角です。
2016年の恵方は南微東。だいたい南南東あたりです。
その方角を向いて、黙って最後まで食べるのが習わしです。
話すと福が逃げるので、食べ終わるまで口を聞いてはいけないのだそうです。
それを実行している人を見たことがあるのですが、「何をしているの?」とびっくりしてしまいました。
でもご本人は大まじめでしたよ。
恵方巻きの食べ方 願い事は叶う?
正しい恵方巻きの食べ方は、恵方に向かってゆっくり無言で食べることです。
その際、願い事も忘れずにするといいですね。
正しく食べたからと言って、願いが必ず叶うかどうかは神様のみぞ知ること。
大切なのは信じる心なのかもしれません。
もちろんお願いすることも、思いやりを持った願い事がいいのかなと思います。
家族や友人、大好きな人の幸せを願えば、自分の心も優しくなるでしょう。
「商業ベースに乗せられている」と恵方巻きを否定する声もあります。
でも、これだけ広がっているのは、きっと誰も皆幸せになりたいからではないかな?なんて思います。
まとめ
恵方巻きについてまとめてみました。
いかがでしたでしょうか?
今まで関心がなかった方も、今年は買ってみようかしらと思っていただけたらうれしいです。
それぞれのご家庭のやり方で楽しい節分をお過ごしくださいね。