冬から春になるころは、温度が低くなったり高くなったり、大きく変動して、身体の不調を訴える人が多くなってきます。
特に風邪を引く人が多いです。
春が近付いてくると、花粉も飛んでいるので、花粉による不調か、風邪なのか、わからなくて悩んでしまいますよね。
そこで、花粉症か風邪か症状で判定できるようにしたいと思います。
花粉症と風邪の違いは?
ここでは、
- 花粉症がなぜ起こるのか?
- 風邪はどんなふうにしてかかるのか?
を調べてみます。
人間は菌やウィルスに対して免疫を持っていて、一度抗体ができると次からかかりにくくなります。
これに対して、アレルギー反応は一度かかっても弱くならずに、余計に反応が高まります。
花粉にアレルギーがある人は、花粉が体内に入ると異物と認識して、反応を起こします。
花粉を異物と確認し、排除しなければならないと判断したときに、IgE抗体という物質ができて、再び花粉が体内に入ると、この反応が起こり、いち早く排出しようとし、くしゃみや鼻水、涙が出るのです。
それでは風邪の症状はどうして出るのでしょうか?
風邪のほとんどがウィルス感染です。
花粉症との違いは、風邪は私たちの抵抗力によって、感染するかしないかに分かれます。
抵抗力が低下しているときは、ウィルスに感染してしまいますが、抵抗力があるときには、感染しません。
つまり、2つの大きな違いは、
- 花粉症は自分自身では抑えることができない
- 風邪は自分自身で防ぐことができる
という点です。
【スポンサードリンク】
花粉症と風邪の症状ってどこが違うの?
花粉症と風邪の症状を紹介しますので、ご自身の症状と比較してみてください。
- 花粉症
ほとんどの場合、熱はなく、もしあったとしても、高熱にはならずに微熱程度です。
鼻水状態はサラサラして水っぽい透明です。
クシャミは連続して何度も出ます。
鼻づまりの症状はひどく、両方の鼻が詰まってしまう場合もあります。
目のかゆみはずっとかいてしまうほどです。 - 風邪
ウィルスにもよりますが、微熱から高熱が出ます。
鼻水は初めはサラサラの鼻水ですが、次第に粘り気のある鼻水や色のついた鼻水に変わっていきます。
くしゃみが出る場合もありますが、頻繁に何度も繰り返し出ることはありません。
鼻づまりもありますが、両方の鼻が同時にずっと詰まっていることは少ないです。
目のかゆみはありません。
花粉症と風邪は季節に関係があるの?
花粉症と風邪には症状が異なるので、区別がつきやすいと思いますが、ここでもう一押し、季節を説明したいと思います。
花粉症と風邪の違いは、季節でもわかるので参考にしてみてください。
- 花粉症
花粉症は花粉が飛んできて体内に侵入しておこるので、発症するのは花粉が飛ぶ時期です。
・春(花粉の種類にもよりますが一般的には2月~5月)
・夏(4月~7月)
・秋(8月~10月)
・冬は一般的には少ないが、天気次第で12月でも1月でも飛ぶ花粉がある - 風邪
風邪は比較的秋から冬にかかる場合が多いです。
ウィルスは、気温が低く乾燥していると活発になるからです。
まとめ
花粉症と風邪の違い、わかっていただけたでしょうか?
冬はほとんど花粉が飛んでいないので、風邪と判断できますが、春と秋は一番勘違いしやすいのではないでしょうか?
初めて花粉症にかかった人も、風邪と間違ってしまう場合がありますよね。
花粉症?風邪?と悩んだときには、参考にしてチェックしてください。