梅雨の時期は大人も子どもも体の不調を起こしやすい時期です。
なぜなら、湿度が上がると感染症の原因になる細菌が増殖するからです。
- 咳が続いている
- 食欲がない
などちょっとした体調の変化も見逃さないでください。
本格的な梅雨が始まる前に対策をして、なるべく予防したいですよね!
梅雨の時期の病気についてまとめてみました!
梅雨の子どもの咳って?
梅雨の時期になると、なぜか子どもの咳が止まらない・・・と悩んでいるお母さんもいると思います。
ジメジメした空間にカビが生えて、それが原因でアレルギー性肺炎を起こす場合があるそうです。
肺炎まで行かなくても、アレルギー症状により咳が出ているのかもしれませんね。
症状としては、咳が止まらなくなったり、痰がからんだりします。
乾いた咳が多く、痰も増えていきます。
原因はやはり室内のカビで、雨が続くと室内干しをしている洗濯物や換気不足などが原因と考えられます。
これは主に「トリコスポロン」というカビ胞子がアレルギーを引き起こしているのです。
梅雨から夏の間のみ飛散するカビです。
梅雨の時期や家にいるときにだけ見られるのは、このカビが原因かもしれません。
そして、ぜんそくは梅雨の時期に出やすくなるそうです。
ぜんそくは突然の発作や呼吸困難になることもあり、油断ができません。
湿気によるダニやカビが原因になることが多いです。
対策としては、
- 室内に除湿機を設置して、浴槽や台所の掃除をしっかりすること
- 雨が止んだら部屋の窓を全開にして風をしっかり通して換気をすること
が大切です。
また、天気がよくなったときは、外で思い切り体を動かすこともお子さんにとっては大事なことですね!
梅雨に子供の食欲がなくなる?
梅雨は湿度がどんどん上昇します。
湿度が上がると汗の量も増えると思いがちですが、実は湿度は発汗を抑制するのです!
汗の役割は、蒸発するときの気化熱で代謝のときの発熱を下げることです。
梅雨の時期は常にじめじめとしていて、体は蒸し暑いと感じたら最初は汗を出して体を冷やそうとしますが、周りの湿度が高いせいで気化しにくく、汗の役割が果たせないと身体が判断し、汗をあまり出さなくなってしまいます。
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最初に出た汗は、気化できずに体にまとわりついたままになってしまい、早く拭き取らないとエアコンなどの冷気で冷やされて、体調を崩す原因にもなりかねません!
その後は、逆に体温は下がりにくい状態になり、熱中症などに気を付けなくてはなりません。
体調不良から、食欲がなくなることも多いです。
大人も子どもも同じで、暑くなると消化酵素の働きが悪くなるのです。
体温が下がりにくくなる上に、消化酵素の働きも低下してしまい、その結果、食欲がなくなってしまいます。
じめじめしていて暑いからといって、冷たいものばかり食べるようになると、なおさら胃腸が冷えて消化不良を起こし、また食欲不振になります。
子どもはどうしても冷たいものをがぶ飲みしたがりますが、食欲が落ちているようなら控えさせて、温かい飲み物やスープを食事に出しましょう。
あとは子どもの食欲が落ちたなぁと感じたら、食欲がなくても食べられるものを探してみましょう!
カレーライスなどは匂いにつられて食欲が湧くこともありますし、餃子を家で手作りして、包むのを手伝ってもらうといいかもしれませんね!
自分で作ったものなら、パクパク食べてくれる場合があります!
梅雨の子供の病気って?
梅雨の時期からじわじわ症状が出始める感染症は、ウイルスや細菌、カビなどの菌が、口や鼻などの粘膜を通して体に入り、そこからさまざまな症状を引き起こすものです。
この梅雨の高温多湿な時期にこのような細菌が増殖し始めるわけです。
6月から夏にかけて流行する感染症は、
- 「手足口病」
- 「溶連菌感染症」
- 「ヘルパンギーナ」
などです。
いずれも聞いたことがある病名だと思いますが、感染して細菌が体に入り込み、引き起こされる病気です。
人混みでの飛沫感染やプールで感染することが多いです。
予防は、
- できるだけ人混みを避ける
- 手洗いとうがいを徹底する
ということです。
日ごろから、感染症を予防するために規則正しい生活や十分な栄養をしっかり摂って、感染症に負けない体を作ることも大切です。
まとめ
いかがでしたか?
梅雨の時期はどうしても体の不調が起こりやすいです。
子どもは湿度や気圧のせいでなんとなく体調が悪くても、それをうまく伝えられない場合もありますので、大人が注意して見ている必要がありますね。
これからじめじめした時期になりますが、気持ちよく過ごせるように、今からお家でも対策したり予防をしていきましょうね!