ジメジメとした雨が続く梅雨の時期。
日本の四季の移り変わりは美しいものですが、やはり天気が悪いと気持ちも曇りがち。
なんだか体調まで悪いような・・・?
でも、これって、気のせいではないんです。
梅雨時期の体調不良に悩まされている方は多いのですよ。
いったい、何が原因でどのような症状が出るのでしょうか?
梅雨の体調不良の原因は?
梅雨時期になると、なんだか体調が悪い。
気のせいかしら?と思っていらっしゃるかもしれませんが、実は「気象病」という状態なんです。
人間の体は気候によって、常に影響を受けています。
- 梅雨時は低気圧が発達しており、雨も降ったり止んだりが続きます。
- 気圧の変化が激しく、湿度や気温も変化します。
このような気候の変化に対応しきれずに、体調を崩してしまうのです。
「気象病」の症状はさまざまですが、なんとなくやる気が出なかったりといったもの。
- 頭痛
- 肩がこる
- 手足の冷え
などさまざまです。
また、古傷が痛むというのもよく言われますね。
自律神経のバランスが崩れてしまうこともあるので、ありとあらゆる症状が出る可能性があります。
梅雨時の体調不良は、決して気のせいではないのです。
梅雨でだるい理由とは?
梅雨時期はだるくて・・・という場合もあります。
このだるさ、雨のせいで気がふさいで、というのも、気象病のせいかもしれません。
【スポンサードリンク】
気象病による自律神経の乱れからだるさが起こる場合もあります。
しかし、もう1つ、東洋医学で言う「水毒」の状態になっているのかもしれません。
梅雨時は湿度が高いので、体は汗をうまく排出することができません。
これにより、体内に余分な水分が溜まってしまい、体がむくんだり、だるく感じたりするのです。
めまいや手足の冷えも、水毒が関係して起こっている可能性があります。
汗をかけないということは、体温調節にも影響してきます。
体温が上昇し、熱中症を起こすこともあります。
- 水分補給は一度に大量に飲むのではなく、少しずつこまめに取るようにする
- 軽い運動やストレッチなど、体を動かし、代謝をあげる
といったことも、余分な水分の排出には効果的です。
梅雨の咳が止まらないには要注意?
梅雨時になると咳が止まらない!
この咳はただの風邪ではないかもしれません。
梅雨の季節は気候の変化が激しく、喘息の発作を起こしやすい時期と言われています。
もともと喘息の持病を持っている方には、注意が必要な季節なのです。
しかし、喘息の持病がないのに、梅雨時期に咳が止まらないという場合も。
この場合、原因はカビによる肺炎ということがあります。
梅雨時期はジメジメしているので、カビも活動が盛んになります。
このカビを吸い込んでしまったことにより、カビアレルギーによる肺炎を起こしてしまっているのかもしれません。
単なる風邪だと放置していると悪化することもあるので、
- 梅雨時期に咳が止まらない
- 咳が長引く
という場合には、必ず医療機関を受診するようにしてください。
まとめ
このように、梅雨時期にはさまざまな体調不良を感じることがあります。
気のせいと思わずに、気候の激しい変化に負けないように体調を整えることで、気象病の症状を軽減することができます。
身も心も憂鬱な梅雨時期を、工夫して快適に乗り切りましょう。